『マリオ&ルイージRPG』クリア!

マリオ&ルイージRPG』クリア。プレイ時間は21時間くらい。マリオのレベルは39、ルイージも39。あまりにも面白かったので昨日今日で18時間くらいプレイして、一気にクリアしてしまいました。これはヒゲオヤジ好きにはたまらんですね(笑)。ドット絵で描かれたマリオたちが活き活きと画面上を動き回ります。それを見ているだけでも楽しめるし、音楽やキャラなど、過去のマリオゲームからのネタ満載なので、元ネタ知ってるとニヤニヤしっぱなしに。マリオ愛(ルイージ愛?)がたっぷり詰まったゲームといえましょう。某ダンジョンのドンキーコングっぽい仕掛けには涙しそうになりましたよ(笑)。ルイージマンションネタやヨッシーアイランドネタまであるんだものなぁ。芸が細かい。ルイージばっかり目立ってマリオの存在が隠れ気味だったけど、こういうのもたまにはいいかな。

このゲームはマリオをA、ルイージをBボタンで操作するんですが、コマンド決定もマリオがA、ルイージがBだったりと、その今までにない操作に最初はとまどい、これちょっと複雑すぎない?と思ったのですが、慣れればまったく問題なしでした。LRでのアクション切り替えには最後までちょっと手こずりましたが…。このA,Bボタンの使い分けはミヤホンのアイデアだそうですが、さすがですね。二人で冒険してる感をうまく表現できてると思います。

戦闘に限らず、フィールドやイベントシーンでも常にアクションを要求されるので、ボーっと見ているだけってことがほとんどなかったのは良かったですね。あくびする暇もありませんでした(笑)。任天堂のゲームは大抵そうなんですけど、このゲームは一昨日の日記に書いたナムコの岩谷氏がおっしゃってた「ゲームにおいて面白いと感じる要素」をすべて含んでいます。バランス調整が絶妙。

ちょっとネタバレになるんですが、このゲームも終盤で物を集めるイベントがあります。『ゼルダの伝説 風のタクト』でもそうだったんですけど、この手のイベントって集める物が残り一つになると、ゲームを終えるのが惜しくなって、集めたくなくなったりしませんか?そう思わせるのは、そのゲームが楽しかった証拠なんですよね。つまらないゲームだったらこうは思わない。素晴らしいゲームを作ってくれた任天堂アルファドリームに乾杯!こりゃ『トマトアドベンチャー』を抜いて、僕的にはGBA最高傑作だなぁ。GBAってハードでもここまでできるんだ!という驚きも感じさせてくれました。本当に凄いです。

あ、そうそう。下村陽子女史作曲のサウンドも素晴らしかったですよ。マリオ曲のアレンジはもちろん、新曲もいいのが多かったです。PC用のスピーカーにつないで聴きつつ遊んでました。こうなったら、サントラ出してもらうしかありません。『スーパーマリオサンシャイン』と『マリオカートダブルダッシュ!!』と『マリオ&ルイージRPG』のサントラ早いとこよろしくお願いします(笑)。こればっかり書いてるな〜。これもサントラ出してくれないからだ〜。

そのうち2周目やろうっと。

『マリオ&ルイージRPG』スタッフメモ

開発 アルファドリーム
プロデューサー 宮本茂 水野哲夫
ディレクター 前川嘉彦
リードフィールドデザイン&シナリオ 窪田博之
ミュージック 下村陽子
メインプログラム 原木正志

クリアしたので早速エンディングからメモメモ。プロデューサーの一人、水野氏は言わずと知れた元スクウェア社長ですね。前々作『スーパーマリオRPG』ではエグゼクティブプロデューサーでした。ディレクターの前川氏は『マリオRPG』でもディレクター。スクウェア時代には他にも『パラサイトイヴ』のバトルディレクターなども手がけ、アルファドリームでは『トマトアドベンチャー』のディレクター等を担当。シナリオの窪田氏は『トマアド』でもシナリオ担当されていました。ノリが同じなはずです(笑)。下村女史も『マリオRPG』でサウンドを担当。スクウェアカプコンで長年活躍してこられたコンポーザーですね。代表作は『ストリートファイター2』『ライブアライブ』『パラサイトイヴ』『聖剣伝説LOM』『キングダムハーツ』というところかな。現在はフリーになられたそうです。原木氏は元ヒューマンの方で『トワイライトシンドローム 〜再会』のディレクターをやっておられたようです。

こうして見ると、『マリオRPG』のスタッフ再結集という感じで、なんかすごい感慨深いものがありますね。あれは「いわくつき」の作品と言われてただけになぁ。『マリオRPG』と言えば、この『マリルRPG』のスタッフクレジットの最後に

All Rights, including the copyrights of Game, Scenario, Music and Program, reserved by NINTENDO.

Regardless of the above-mentioned, the copyright of Character "Geno", reserved by SQUARE ENIX CO., LTD.

と出てくるんですよね。前半はいつもの文句ですが、後半になんとスクウェア・エニックスの文字が見られます。『マリオRPG』で登場したキャラ「ジーノ」の著作権スクエニにありますよとの記述。ジーノ出てたんですか。気づかなかったなぁ。というか、なんで『マリオRPG』のキャラの著作権任天堂にないんだろ?当時そういう契約をスクウェアと結んだんだろうけど…。