まじめにふまじめかいけつゾロリ 第51話「おばけの森のデンキウナギ」

今日から3年目ですね。総監督が加わり、監督やシリーズ構成も代わって、心機一転。イシシの声も変わって心機一転!?あれ、イシシの声が孫悟空野沢雅子)じゃん!アレレ…声まで変えることないのに…って感じですが、どうもイシシ役の愛河里花子さんが産休とのことなので、あくまで一時的な処置みたいですね。ああよかった。どう聞いても悟空がしゃべってるようにしか聞こえなくて困ってました。イシシも悟空も一人称が「オラ」だしね(笑)。でも、代役で野沢さんって、えらく豪華。

新シリーズということなので、OPとEDが変更。どっちもナイスな曲でした。OPの『ゼッコーチョー!』は、初代OP『ハッスル』のノリに近い感じ。曲名が『ゼッコーチョー』ですから、校長先生ゼッコーチョーのフレーズは予想できました(笑)。ED『イシノシかぞえうたでスカ!!』は、イシシの声が愛河さんでホッと一息。おまけコーナーは、第1シリーズと同じオヤジギャグ。なんか初代に先祖返りした印象でよかったよ。

お話は、単発で完結ではなく、前シリーズに引き続いて大きな目的のある連続ものみたいね。まだどうなるかはわかんないけど、ゾロリは1〜2話で完結する単発話が面白いと思うので、そこは残念かな。

結局のところ、かいけつゾロリの第1シリーズがものすごく面白かったのは、スタッフの力もあるとは思いますが、原ゆたか先生のものすごく面白い原作の話をそのままアニメ化することができたからだと思うんですよね。でも、第2シリーズでは原作の残りストックが少なくなり、残り少ない原作の話を水増ししてアニメ化するようになって(1話完結でよさそうなものを3話で完結にしてみたり)、あとはオリジナルで埋めるようになったと。やっぱりオリジナルで原作を超えるのは相当難しいわけで、そこが第2シリーズがいまいちパッとしなかった理由だと思います。

さて、第3シリーズなんですが、もう原作のストックはゼロなので、完全オリジナルでやってくしかないわけです。こうなったら、原作の水増しなんて必要ないのですから、奇想天外なアイデアに満ちあふれた楽しいオリジナルの話をテンポよく見せていってほしいなぁと思います。難しいとは思いますが、今後に期待です。