ゲームの楽しみ方

どうして、ゲームって減点評価をされがちなんだろう。2ちゃんねるやレビューサイトなどを見ると、あら探しをして、マイナス点を描き並べているような書き込みをよく見かける。これってゲーマーの気質なんでしょうか?そりゃ不満な点をきちんと不満というのは大事なことだと思うけど、あまりにもネガティブすぎるのは考え物じゃないかと思うのです。

所詮、ゲームは娯楽なんだから、どんどん良いところを見つけて楽しめばいいと思うんですよ。減点評価ではなく、加点評価をするように心がければ、ゲームをプレイするときの心持ちが全然違ってきて、ちょっとした不満なんぞかき消されて、大抵のゲームは楽しめる。今のゲームは、昔に比べるとどれも品質は高くなっていて、純粋なクソゲーなんてのはほとんどないと思うので、きっと良いところは見つかるはずなんです。それが、減点評価をしてしまうと、良いところも見つかりづらくなり、面白いと思うゲームに巡り会うことも少なくなる。

残念ながら、“よかった探し”をしても良いところが見つからなかった場合は、自分の好みには合わなかったんだとして綺麗さっぱり忘れてしまって、他のゲームを楽しむようにすれば、あまりネガティブにはならないんじゃないかなと思うんですよね。

ファミコン生誕から21年。ゲームの歴史がこれだけ長くなってくると、ゲーマーとあまりゲームをやらない人の差が開くのはもちろん、ゲーマーの間でもストライクゾーンが大きく異なってきているんだろうと思います。個人個人の好みの差が広がってきて、合う合わないがハッキリしてきている。今の時代、誰もが楽しめるゲームなんて存在し得ないんでしょう。ファミコンスーパーマリオドラクエ3に老若男女みんながハマったなんてことは、この先もうないと思われます。寂しいことですが。

それから、ゲームを楽しむ上では、売り上げとかシェアなどの業界ネタは忘れておいた方が、健全にゲームを楽しめるなぁと最近実感しています。僕も昔はそういうことを意識していたこともあったんですが(売り上げ議論をしているほうがゲームやってるより楽しいと感じたこともありました。病気だ。)、ある時、ユーザーがゲームを楽しむ上ではそんなのは邪魔でしかないなぁと気付いたんですよね。SCEが、任天堂が、MSがどうなろうと知ったこっちゃないんです。僕は面白いゲームさえ楽しめればいい(こういうblogのタイトルだと、任天堂を妄信していると思われるかもしれないけど、今はたまたま任天堂のソフトに面白そうなのが多いから、任天堂のソフトを多く買っているだけ。任天堂のゲームでも自分に合わないと思うものは結構あります)。

唯一意識しているのがスタッフクレジット。好みが千差万別になってきて他人の評価が当てにならなくなっているこの時代、スタッフを意識しておくことで、自分好みのゲームを探しやすくなるんです。自分に合ったゲームのスタッフから過去のゲームや未来のゲームを探してみれば、そのゲームもまた自分に合う可能性が高い。その逆もまた然り。もちろん、例外もありますけどね。