探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

癸生川クリアしました。面白くて没頭してしまい、飲まず食わずで最初から最後まで一気読みですね。僕はこのシリーズは携帯アプリのときからファンでして、DSで続編が出ると聞いてから心待ちにしていたタイトルです。

クリアして思ったのは、タッチパネルとこの手のアドベンチャーゲームの相性はすごくいいってことです。アナザーコードでも感じたことなんですが。調べたいところ、話したい人をタッチすれば、その動作が行えてしまうのはあまりにも快適なんです。ケータイ版は、ゲームには向かないと言われているソニーエリクソンのセンタージョグ搭載機種で遊んだからかもしれないんですが(笑)、聞き込みするのも一苦労という感じで。こりゃケータイでゲームは遊ぶもんじゃないなぁと思ったものです。

で、今回のDS版。話自体はかなり長いはずなんだけど、操作が快適だからガンガン進められるので、時間的には結構あっさり終わるんですよね。これをケータイでやったら3倍くらい時間かかっちゃいそうです(笑)。GBAでも2倍くらいはかかっちゃうんじゃないかしら?ホントにそれくらい快適で、充実したプレイが楽しめました。

DSのもう一つの特徴といえば、2画面。これもかなり上手く生かしていたと思います。基本的には上画面には捜査メモが表示されているんですが、これがいつでも参照できるのはかなり便利なんですよね。ネタバレになるので書けないけど、物語的にも、演出的にも、2画面が生きていたんじゃないかな、うん。

物語は、携帯電話で出たシリーズのリメイクではなく、まったくの新作なんですけど、ケータイ版をやってたらニヤリとするような箇所がかなりあるのは、シリーズのファンの僕にはうれしかったです。まあ、DSで初めて癸生川に触れた人には不親切なんでしょーが、そういう人はこれからケータイ版を遊ぶ楽しみもできますから、いいですよね。プレイアビリティの悪さに苦しむことになるかもしれませんが。