さよならBSQR489

普段はBSQRをあまり聴かないのですが、ひとつの放送局が閉局するという機会は滅多にないことなので、閉局記念特番を聴きました。23時59分00秒に特番が終了。そして、


♪You are listening to BSQR 4 8 9♪
お聴きの放送は、BSフジBS超短波放送489チャンネル、BSQR489です。BSQR489は以上をもちまして、すべての番組の放送を終了します。これまで5年4ヶ月の間BSQRをご愛聴いただきありがとうございました。今後とも文化放送をお聴きいただきますよう、よろしくお願いいたします。との音声。

4月1日0時になった瞬間、ブルースクリーンに、

の文字が。あっけなく終わりかー。BSQRをそれほど聴いていたわけでもないのに、なぜか泣けた。

んで、0時8分頃、


完全に停波されたので、チューナーの表示が変わりました。これで、本当におしまいです。BSQRに関わってこられた方々、お疲れ様でした。

これでBSデジタルラジオはおしまいなんですけど、惜しいなぁ。総務省の方針で、ラジオ放送はやめて、そのぶん空いた帯域をBSデジタルテレビの画質向上に使うってことになり、それを受けて、今回の閉局になったはずなのですが…。画質向上なんかどうでもいいんだけどなぁ。開局が5年早かったかな。地上アナログ放送終了を目前に控え、地上・BS・110度CSデジタルチューナーが各家庭に急速に普及し始めてる今、これからのメディアになるはずだったのになぁ。惜しい。

BSデジタルラジオは、家にいるときはずっとテレビをつけてないと寂しくて不安になっちゃうんだけど、画面なんか見ちゃいないという僕のようなテレビをBGMとして使う人にはうってつけのメディアだったんですけどね。テレビから素敵な音楽が流れて、しかも、AMやFMのように雑音なんか入んなくて、クリアな音。

ただ、BSデジタルラジオはほとんど存在が知られていなかったし、チューナー持ってて聴ける環境にあった人でも、存在を知っているかは疑わしい状態だったと思います。チューナー持ってる人でも、BSデジタルで視聴するのはせいぜいテレビ。でも、そのテレビもBS民放各社がスポンサーが集まらず大赤字なわけですから(CMはJARO、番組はテレビショッピングばっかり)、BSデジタルラジオなんてもっと悲惨な状況だったことは容易に推測できます。各局の編成もおざなりすぎましたしね。総務省がやめろと言わんでも、近い将来同じ道を辿っていたと思います。

でもまあ、そんなマイナーなラジオでしたが、愛していた人はきちんといたんだよということだけ書いておきます。ありがとうございました。