時雨殿に行ってきました

任天堂ファンなら、一度は行っておかねばならないだろうということで、オープン三日目の今日、友だちと一緒に行ってきました。

多少のネタバレ含みます。撮影OKとの表示があったので、写真もいくつか。





オープンしたばかりの時雨殿です。


オープンしたばかりなのでお花が。


入場料800円を払って、荷物と靴をロッカーを入れた後、ここで待ちます。10分ほど待ちました。



ここで時雨殿なびを受け取ります。お姉さんから制限時間は20分との説明を受けます。



これが時雨殿なびです!
しかし、その正体は・・・



どこから見てもニンテンドーDS(ピュアホワイト)です。ただし、ボタン類が一切ありません。電源ボタンもありません。GBAのスロットには白い振動カートリッジが入ってます。振動するとは知らなかったので、最初に震えたときはびっくりしました。



まずはニンテンドーフロアビジョンです。京都を上空から映した映像が見られます。

ニンテンドーフロアビジョンの上に足を踏み入れると、時雨殿なびが反応し、「足元を探す」「地名で探す」をタッチで選択できます。「足元を探す」を選ぶと、自分の立っているモニターの部分の映像が拡大されます。「地名で探す」を選ぶと、百人一首ゆかりの地の名称がいくつか表示されます。そして、名称をタッチすると・・・





自分の足元の鳥が、その場所まで案内してくれます。わかりにくいですが、上の画像の青いヤツがそれです。それを追っていけば、その場所の上空にたどり着きます。鳥は、こっちの様子を見ながら(位置を検知しながら)、途中途中でこっちを待ってくれながら、誘導してくれます。すげー。



無事にたどり着くと、その解説がなびに表示されます。



この空中の映像は、ただの空中写真かと思いきや、そうではありません。町の中を走る車は動いていますし、飛行機も上空を飛んでいます。そして、



あのマリオもどこかにいるんです。僕は発見しました。どこにいたかはナイショですが、発見したときは、時雨殿なびからいつものマリオの音楽が流れるという任天堂ファンにとっては心憎い趣向も。

その後、フロアビジョンに映し出される京都の映像はいろいろと変化するんですが、それは省略。約7分ほど京都の上空散歩を楽しむと、フロアビジョンは京都の上空映像から「大きな札」の表示に切り替わります。




百人一首大会のスタートです。時雨殿なびに表示される札と同じ場所まで移動して、なびの「取る」をタッチします。なびに表示される札は、人によって違うのですが、時間(3分くらい?)が来ると、取った枚数によって、順位が表示されるので頑張りましょう。大勢の人が時雨殿なびを手にしながら、フロアビジョン上をあっちへこっちへ移動しているのは見てて楽しいです。わらわら。


35人中1位でした!わーい!



時雨殿なびを使った仕掛けは、フロアビジョン以外にもう一つあります。展示室の壁面に設置された百人一首のパネルに近づくと、なびの表示が切り替わり、その歌の解説や朗詠が流れてきます。

入場から20分経つと、



なびの表示が切り替わり、これでなびを使った遊びは終わりになります。正直言って、20分は短すぎます。「空中散歩」と「おおきな散歩」を軽く遊んでいるだけで時間が来てしまい、百人一首の詠唱や解説を楽しむ時間はほとんどありませんでした。

先へ進みます。体感かるた5番勝負です。



清少納言や蝉丸たちとかるた対決!彼女たちより先に床面のモニターのかるたをタッチします。3人目からかなり手強くなりますよ。様子を見てたら、3人目で散ってた人が多いようでした。

次に、謎解きの井筒です。



これもモニターがタッチパネルになっていて、百人一首を題材にしたミニゲームを5つ遊べます。月が沈む前に、5つのミニゲームをクリアしましょう。

これで1階の展示はおしまいです。2階に上がると、ちょっとした展示があります。




ホントにちょっとした展示なので、見応えはあまりありません。

これで、すべて回ったことになります。

全部回るのに40分程度ってところでしょうか?一緒に行った友だちも言ってましたが、とにかくせわしなかったような気がします。特に、時雨殿なびの制限時間が20分というのは短すぎます。展示室への入場制限をかけているので、時間無制限にできないのはわかりますが、もう少しゆっくり楽しみたかったです。また、なびを使った仕掛け以外は現時点では充実しているとは言えないと思いますので、入場料800円ぶんにはちょっとだけ内容が見合っていないかなと思いました。閑散期にはなびの制限時間を伸ばすなどして欲しいなぁ。

それでも、「京都空中散歩」や「大きな札」はとても新鮮で、ここでしか楽しめない非常に面白い遊びだと思いますから、一度遊びにいってみる価値はあると思います。「京都空中散歩」は何分遊んでも飽きそうもないです。Google Earthを一日中いじってるような人にはたまらんはず。それから、任天堂ファンにとっては、マリオに会えるという楽しみもありますしね。
なびを使った仕掛けは、お年寄りにはちょっと難しかったようで、とまどっていた人も何人か見かけましたが、子供たちとその両親は本当に楽しんで遊んでいたようです。これで百人一首に興味を持つようなことになれば、この施設ができた意義があるってもんです。